【人探し】警察に早く動いてもらうにはどうすればいい?

自分の身近な人がいなくなってしまったら、まず一番最初に考えるのが警察への捜索願だと思います。
捜索願を出せば探してもらえる、と思っているかもしれませんが、実際は事件性がない限り、すぐに積極的に捜索してくれることはありません。

 

では、どうすれば警察に積極的に動いて捜索してもらえるのでしょうか?
ここでは、その方法について考えていきたいと思います。

 

警察で振り分けられる捜索願

 

捜索願を警察で出した場合、2種類に分類されます。
一つは特別家出人、もう一つは一般家出人です。

 

自分の意志ではなく、事件や事故に巻き込まれた可能性がある場合は、特別家出人として分類されます。
そして、積極的に警察も捜査を行うのです。

 

もう一方の分類の、一般家出人とは自らが望んで行方不明となった場合です。
この一般家出人と分類されてしまうと、警察は積極的な捜査は行いません。

 

警察が積極的に動かない理由

 

一般家出人になると、なぜ積極的に捜査してくれないのでしょうか。
その理由に、まず大前提として、警察は「民事不介入」ということがあります。

 

警察が「民事不介入」とは

 

警察法の第一章によれば、


(警察の責務) 第二条  警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当ることをもつてその責務とする。

 

2  警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて、その責務の遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法 の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあつてはならない。


出典:警察法(昭和二十九年六月八日法律第百六十二号)|法令データ提供システム|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ

 

とあります。
この民事不介入というスタンスはつまり、個人の人権や自由を尊重し、事件にならない限り介入しないということなのです。

 

しかし、その事件を未然に予防することも警察の仕事です。
ただ、予防的措置は事件が起こる可能性がとても高いと判断されなければ行えません。

 

探し人が成人か未成年かで変わる警察の介入度

 

成人の場合:保護・補導は強制できない

探している方が成人の場合は、これまで説明したように、個人の人権を尊重するため、本人が戻りたくないといった意思があれば、それを尊重しなければならず、もし警察が見つけたとしても保護するなどの措置は取れません。

 

しかし、これは探し人がうつ病であったり、痴呆症である場合などの場合は例外になります。
警察は、対象者が以下のような場合は必ず適切な場所において保護しなければならないとされています。

一  精神錯乱又は泥酔のため、自己又は他人の生命、身体又は財産に危害を及ぼすおそれのある者

出典:警察官職務執行法|法令データ提供システム|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ

これに沿えば、例えばうつ病で自殺の恐れがある方は、”自己に危害を及ぼすおそれがある”と判断されるのです。

 

未成年の場合:保護・補導は強制

逆に、対象が未成年である場合は、人格的に発展段階にあるため、その人権の保証については成人に比べて特別な措置を取ることができるため、警察の介入の仕方は変わります。

 

警察が未成年の家出人を見つけた場合、虐待の事実などがない限り、保護・補導の後、基本的には必ず親元まで帰されます。

 

しかし、ここで一つ勘違いしてはならないのは、未成年であれば必ず優先して探してくれるというわけではないのです。
一般家出人とみなされた場合、まずはデータベースに登録し、その後はパトロール中などに見つかった場合に保護・補導されるという流れです。

 

警察が子供の捜索に、ニュースで見るような大掛かりな捜索チームを作り動いてくれるのは、誘拐や事件に巻き込まれた可能性が高い場合のみです。
それは未成年であっても変わりません。

 

警察よりも探偵が効率的?

 

警察に迅速に動いてもらうためには、やはり特別家出人として分類される必要があります。

 

しかし、探している人がいなくなった状況がよっぽど異常であったり、普段から精神科に通院していたり「死にたい」と口にしていた、常日頃ストーカーに悩まされていた等の場合でなければ、事件性があるかどうかについて、警察にきちんと説明することは難しいでしょう。

 

いくら早く探してほしいからといって、事件性がないのにあるという虚偽を申告するのは、内容によっては虚偽告訴罪に問われてしまうかもしれません。

 

結論としては、やはり警察に捜索してもらうための方法を考えるよりも、違う方法を考える方が早いでしょう。

 

見つかった時には既に遅く、非行や犯罪に手を染めていたり、性犯罪や殺人事件に巻き込まれていた…という可能性は決して低くありません。

 

人探しといえば探偵が一番です。探偵に依頼をすると、一般家出人や特別家出人などの分類は関係ありません。
その方が効率的な上、早く見つけられるでしょう。

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