【未成年の子供の家出】児童相談所の一時保護・サポート対応について

児童相談所

子育て中には、たくさんのトラブルが起こります。
親子喧嘩や何かの理由で、子供が家にいるのが嫌になり、家出をすることもあるでしょう。
もし、わが子や親族の子供がトラブルを起こした場合は、どのように対応すれば良いのでしょうか。

 

自分では解決が難しい悩みを聞いてくれる行政機関として、児童相談所が設けられています。
今回は児童相談所についてご紹介しましょう。

 

 

いざという時に預かってくれる!児童相談所の一時保護とは

児童相談所では、理由があって家にいることができない子供を一時的に預かってくれます。
詳しい内容は、「児童相談所運営指針の改正について:第5章 一時保護」で決められており、厚生労働省のホームページで確認ができます。
一時保護をしてくれる3つの条件を確認しておきましょう。

 

緊急保護

家出や迷子などで泊まる場所がない子供や、虐待などが原因で一時的に家庭から離れる必要があると判断された子供が対象です。
また、子供が犯罪を犯してしまったり、犯すリスクがあったりする場合も一時保護に当てはまります。

 

行動観察

具体的な援助を決めるために行われます。
主に一時保護をして、十分に行動を観察したり、生活指導などを行う必要がある場合に預かります。

 

短期入所指導

心理療法やカウンセリング、生活指導などが有効であると判断されると、こちらの条件に当てはまる可能性があります。
さらに、地理や環境の条件が悪いのが原因で、援助が難しいと判断された場合に適用されます。

 

家庭や子供、親へのサポートの一環で行われる一時保護ですが、ずっと子供を預かってくれる制度ではありません。
また、保育園や幼稚園のように自由に出入りができる制度でもないので、都合よく使用できる制度ではないことを覚えておきましょう。

 

児童相談所は子供の安全を確保してくれます

虐待や育児放棄といった理由で、子供が他人に害を与える可能性があると見做した場合、親の同意とは関係なく子供を一時的に保護することがあります。
さらに、子供が一時保護をされている期間は、子供を落ち着かせる為に子供の自由が制限される場合がありますが、その際は子供が安心して過ごせる為の配慮や生活面においてのサポートを行います。

 

子供の非行・犯罪を予防する援助方法6つ

子供が成長する過程で、わが子が非行に走ったり、犯罪を犯さないか不安に思う親もいるでしょう。
もし子供が家出を頻繁に繰り返しているなら、非行や犯罪をおこす傾向にあります。

 

児童相談所では、子供の非行や犯罪を予防するための援助を行っています。
東京都が発行している「児童相談所のしおり−2014年度版−」によると、援助の種類は8つに分けられます。
その中で、子供の非行や犯罪の予防に関わりがある援助を6つ紹介しましょう。

 

1.助言

相談を受けた内容を解決するためのアドバイスをしてくれます。
もし他の機関の協力が必要な場合は、病院や訓練施設などの紹介も行っています。

 

2.継続的な援助

専門職員によって継続的な援助を行います。

 

3.施設への入所

さまざまな理由で家庭で生活ができない児童を、一定期間専門の施設で引き受けてくれます。

 

4.児童自立サポート事業

家族や子供の同意をもらい、家族とその子供が独立できるよう、専門の職員がチームを組みサポートします。

 

5.メンタルフレンドの派遣

若いボランティアと子供がコミュニケーションをとり、社会性や自立性を支援します。

 

6.一時保護

緊急時の対策として、一時保護を行います。

 

都道府県によって支援内容は多少の違いがありますが、豊富な援助によって、子供が非行や犯罪を抑止する対策を行っているのです。

 

細かな子供の悩みも受け付けてくれる

児童相談所は、悩みの大小限らず相談を受け付けています。
先ほどの非行や犯罪などに関する悩みの他にも、「育成問題」や「知的・身体障害相談」にも応じているのです。

 

育成問題

1つ目の育成問題は、子供を育てていく過程での悩みを指します。
内容は、わがままや落ち着きがないなどの性格面から、いじめや不登校などの学校生活面、夜尿などの私生活・体質面に至るまで、子供に関する悩みを聞いてくれます。

 

知的・身体障害相談

2つ目の知的・身体障害相談は子供が障害をもって産まれた場合や、障害を持ってしまったときのサポートをしてくれます。

 

細かな子供の悩みも受け付けてくれる

子供の性格や状態によって、学校などでいじめに発展してしまうケースがあります。
いじめなどを事前に防止するためにも、児童相談所に相談をして、学校や児童福祉司の支援を受けることが重要です。
周囲の大人により子供が見守られている時間が長くなれば、親が見られない時間帯でも子供へのサポートが期待できます。
また、親や親族の負担が軽減され、時間や精神面に余裕を作れる可能性があります。

 

児童相談所を活用して余裕のある育児をしよう

児童相談所への相談件数は、厚生労働省の統計では、2009年から2014年までに約7.6倍まで増えています。
児童相談所の知名度は、1980年代以降に児童虐待抑制に力を注いだおかげで、広く知られるようになりました。
名前が広まった経緯もあり、主に児童虐待に対する相談が多く集まっており、子供に関わる相談ならどのような内容でも受け付けてくれます。
相談者は子供の親に限らず、親族の方や子供本人が連絡をしてもよいのです。
相談内容はプライバシーを守りながら、専門担当者と一緒に問題を解決していきます。

 

家庭事情は、各家庭によってさまざまです。
自分の子育てに悩みがあったり、子供の言動に困っていたりしても、なかなか他人に相談ができない人もいることでしょう。
しかし、そのまま問題を放置しておくと、保護者の方が精神的に追い詰められることや、子供が犯罪などを犯すリスクが高くなるので、早めの対処が必要になります。
子供の悩みを家族内で抱え込まず、周りの力を借りて、余裕のある子育てを心がけましょう。

 

★こちらから全国の児童相談所を調べられます。
全国児童相談所一覧|厚生労働省

 

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